先日の店舗計画のプレゼンテーションで、時間も資料も少ない中でのイメージ提案であるため、通常であればフォトリアルなCGパースでの提案を行うところを、ざっくりとしたスケッチで提案しました。素材等の決まっている部分やわかっている部分のみをハイライトのように色をつけて、検討部分は線画のみとしたところ、クライアントの方々も理解して、通常のCGパースを決定事項としての間違い探しのような作業や、変更を言い出しづらい雰囲気がなく、ディスカッションしながらより良い方向を探し出す作業を、共有でき、いつもと違った印象のプレゼンテーションからディスカッションへのながれと、次の提案の方向性が鮮明になったようで、提案の手法としては古いですが、会議の密度は高かった印象を受けました。提案の方法や、デザインのセオリーなども、さまざまな組み合わせを的確に選択し、常に新たな発見をする事に対する喜びを感じたプレゼンテーションでした。
私自身、「いつも通り」や「普通はこうする」といった言葉があまり好きではないので、常に新たな事を試しつつ、進歩していき、それを周りに伝えていきたいですね。
よく「この方法は新しい」と思うことがあるのですが、ほとんどの場合、探すとその方法や似た方法は、誰かがやっていたりしています。本当に新たな事や方法を考えるのは難しいです。無意識でインプットしているものを、自分でアウトプットできているという事で、ネガティブにはならずに、新たな方法を考え続けたいと思います。