撮りためた画像の画像の整理をしていたときに、模型の画像がでてきたので、模型について考えてみました。
以前、マンションのデザインをメインとしているデザイン事務所に勤務していたので、マンションの建築模型のチェックなどもよく行っていました。マンショの模型は、エンドユーザーの方が周りの環境や外観のデザインの確認、購入予定の区画の日当たりの確認などを行うため、完成する本体との相違のないように細心の注意を払っていました。色の違いや、タイルと塗装の部分の区切りなどが違っていると、作り変えをお願いしていました。後のクレームにならないように注意していました。チェックする側としては、クリエイティブな面はないですが気の抜けない仕事でした。
今は、新築の建物の場合のデザインなどでは、最初にプランをする際に、敷地に対してどういったデザインが相応しいかを考えつつ、フォルムの検討から、外構、植栽とのバランス、また内装の間仕切りの検討の為に模型を作っています。
検討の為の模型なので、何度も作ることもしばしばです。ある程度まとまったら、クライアントへの提案用に、外観提案と内装の間仕切りの確認なども含めて行うので、屋根が取れるように作ります。プレゼンテーションの際に屋根を外して内部を見た際の「オォ〜」という反応がいつも楽しみですね。
いつも「オォ〜」です。慣れると案外、時間をかけずにできるので、CGやムービーの発達にともないなくなるのでは、という議論がよくされますが、考える際にあると便利なツールとして、私は模型をつくり続けると思います。