5年ほど前に、移転開業の為、新築した歯科医院の診療台の増設と交換に伴う改修の打ち合せに伺ってきました。明るく親しみやすい院長先生で、年齢も同じということもあり、以前から大変よくしていただいていたのですが、なかなかご挨拶に伺っておらず、ほぼ移転開業以来の再会となってしまいました。
移転前からとても患者さんの多い医院様でしたが、さらにお忙しくなったようで、嬉しい悩みを多く抱えておられました。これからは、もう少し訪問して、お悩み解決のお手伝いをしていきたいですね。
現在の歯科医院はどこも人材不足なようで、物理的な問題は私で解決の手助けをできるのですが、人材確保に関しては、業界で何か対策をしていかなければ、根本的な解決にはならないですね。そして、この人材不足の問題は、建築の世界でも顕著に現れていて、特に、重い材料を扱うタイル・土間屋さんをはじめ、技術の習得に時間の掛かる大工なども、最近は若い職人さんが少ないようなので、魅力を感じて、その職種を志す若い人材が育つ様な仕組みをつくらなければ、近い将来、どの職種もなくなってしまいます。個人的には華々しい職業よりも、人知れず役に立つ人間を格好いいと思うのですが、なかなかそういう人も少なくなってきましたね。今、私がNHKの「プロフェッショナル」を観たら泣くでしょうね。私も若者にかっこいいと思われているかは疑問ですが、私は20代の頃も今も職人さんや大工さんの仕事を見て、凄く格好いいと思いますね。