シナジー効果

個人でデザイン業務を行っていると、このプランはもう少し良くなる気がするのだが、それが何なのか、答えを見つけるまでに時間がかかる事があります。

1人で頭を抱えて、なかなか答えの出ない問答をしているようです。様々なアイデアを出しては修正し、また出しては修正しを繰り返し、そして突然パッと視界が開けるような感覚と共に良いプランが出来上がります。

外部スタッフとの共同作業では、私のアイデアはA,他のスタッフのアイデアはB。それを持ち寄り擦り合わせて、新たなアイデアCが出たときの喜びは、フリーの建築デザイナーにとってはこの上ない瞬間の一つです。

先日、感受性豊かなお客様との打合せで、あれこれ悩んでいるときに、パッと悩みを解消させるアイデアが出た事がありました。アイデアという程でもないのですが、家具を探していて、なかなかしっくりくるものが無く、あるインテリアショップに立ち寄ったところ、アッと思うほど、しっくりくる家具を見つけました。これだ!そう思って購入の手続きをしていると、店員さんが「実は廃番でした」。この言葉を聞いたときのお客様の顔が忘れられません。あまりの感情の上下についていけてない時の顔です。ツライですね。こちらは、なんとかしてご満足いく家具を探そうと決めた瞬間でしたね。

お客様ともシナジーが発揮される瞬間がある事に気付いた1日。嬉しい悲しいその日、少し飲みすぎたのは言うまでもありません。

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