配管工事

 建築工事では、竣工後には見えなくなる部分の工事も多くあります。給排水管や電線、ガス配管など表に出ることのない設備は床下や天井裏や壁の中に隠れていますが、工事の際に確認を怠ると完成後に解体して補修なんて事もあり得ます。よくあるのが、排水管から匂いが上がってくるなど、排水管の接続不良や水の流れが悪い部分が原因の不具合です。図面上では、簡単に描かれている部分でも、勾配や線の交差してる部分の問題を検討しなくてはなりません。クリニックや飲食店では、特殊な配管もあるので、専門業者との検討も欠かせません。案外と見えない部分の方が、知識と経験が必要になるということを知り、必要な時に必要な専門家との打合せをできるようになっていかなくてはならないです。
 見た目の美しさやスタイリッシュさに加えて、縁の下で人知れず何十年も不具合なく働いてくれている設備のカッコよさを感じる事ができる写真を載せておきます。

ショップデザイン 完了

 4月2日に壱岐島での眼鏡店の工事が無事に完了し、引渡しを終えました。この物件は、設計協力業務でしたので、全体デザインを任せて頂いて作業する、という通常の流れとは違い、打合せでレイアウトからコストと工程までを共同で作業していきました。オーナーは福岡の会社の方で、全体の工事の調整を行う担当の方が東京の方、内装工事業者は福岡の会社、現場は長崎県の壱岐島ということで、なかなか関係者が一同に介して会議を行う事ができないので、Zoom会議を7、8人で繋いで数回行い、着工から完成まで、現場に行く回数は少ないながら、無事に完成しました。素材や仕上関係については、ある程度お任せいただいていたので、CGパースで完成イメージを膨らませて、引渡しはスムーズに終わりました。
 遠隔で意思疎通が行えるツールがあるので今回は大いに助かりました。
 壱岐島には穏やかな空気が流れていて、食事も美味しいお店もあったので、次回は旅行でいきたいですね。

ラッシュ

 3月が去ろうとしていますね。2月と3月は、通常は少し落ち着いているのですが、今年は例年とは違ってラッシュ到来です。
 住宅リフォーム、オフィス改装、店舗プロジェクト、クリニックプロジェクトと合計で14件が同時に進行しています。規模と内容や作業ボリュームなどは様々ですが、クライアントが皆さん建築に関しては、素人の方なので、説明用に見た目でわかりやすい資料が必要です。口頭で商品や寸法の説明をしてもイメージの共有ができません。
 マンションディベロッパー、住宅ビルダーや広告代理店がクライアントの場合は、図面だけで共通理解ができますが、建築や設計業界以外の方だと、10枚の図面よりもスケッチやCGパースを1枚提出した方が内容を理解していただけます。ということは、プレゼンテーション用には、パースと仕上げ素材の提出で話は進むのですが、そこから先の工事金額や工程の検討には、図面は必須なので、14案件分の図面を同時に作図しています。
 そんなこんなで3月は3日で終わってしまった印象です。暖かくなってきましたし、適度にリフレッシュして作業します。

 個人的には、3月は、長男の中学卒業、次男の小学校卒業、長女の幼稚園の卒園と卒業ラッシュでした。4月の入学ラッシュに備えて家庭内がドタバタです。

小春日和

 ここ数日は寒さも和らいで過ごしやすくなってきました。ランニングをしていても風が心地よい時期になってきましたね。
 最近は、福岡市内でのクリニックの部分改装の工事の監修を行いつつ、もうすぐスタートする住宅リノベーションの打合せを行い、6月に開業を控えているクリニック2件のインテリアデザインや、オフィフデザインなど、上半期に業務完了させる案件を進めています。仕事が重なるとどうしても混乱しやすくなりますが、心を落着かせて、気分転換を上手にしながら乗り越えていきます。
 現場に行って順調に進んでいるのを見ていると安心しますね。行って大工さんからコーヒー頂いたりしてます、下はそんな作業風景です。

リニューアル工事

 先日、日曜日の昼下がりとは思えないほど作業着姿の方々に囲まれた中、歯科医院のリニューアル工事のお引渡しを行いました。当日の作業としては早めに終わり、院長先生にも喜んでいただき無事にお引渡し終わりました。
 リニューアル工事には、いくつか種類があります。クロスや床の貼替えで印象を変える表装のみの工事する一般にプチ改装と言われる工事。部分的に間取りを変えて、給排水や空調工事なども行う部分改装工事。そして、構造部分を残して間取りを含めて全て取り替える全改装工事です。
 改装工事は、現地調査後にプランをし、予算に合わせて計画内容を調整してまとまった後に着工するのですが、着工して解体をして初めて分かる事もあるので、最初の調査で見落としがない様にしなければ、追加の費用が掛かったり、計画通りにいかなかったりと、様々な不測の事態が起こります。
 先週も2件現地調査を行いました。2人で作業したので、スムーズに調査できました。以前は、デジタルカメラに大きな巻尺を使っていた事も、スマートフォンのカメラと、レーザースケールを使って寸法もとれるようになったので、時短にもなり便利になりました。
 これから6月末までに改装が続きますので、ここからは、頭を悩ませて考えていきたいと思います。
 写真は、部分改装工事の1部です。とても煩雑ですが、このあと美装してお引き渡ししました。

近況報告

 ここ最近は、建築業界もコロナにも慣れてきたようで、仕事の依頼も通常に戻りつつあります。2月は小さな工事も含めると7件を同時進行で行っておりますので、資料の整理整頓をしつつ、混乱の無いようにしています。
 デンタルデザインの業務が多い中、ショップデザイン、住宅リノベーション、ロゴデザインなど他の形態の業務もありますので、脳内に違う刺激を与えつつ新たなアイデアを模索しています。
 今年もクライアントの方に驚きと喜びを感じてもらえる様な仕事をしなくてはならないですね。

仕事のペース配分

 今年に入り、急激に寒くなり雪が降ったり、はたまた春のような暖かい日もあったりと、調子の狂うことがあります。
 業務にていても、落ち着いて考えることができていたのですが、サボっていたわけではないのですが、急にするべき事が増えてきて、できる仕事量を超えて、すべき事が増えてきました。気ばかり焦ってなかなか進まないような気がしています。いつもこういう時は、手をつけると集中して進むので、頭で考えているよりは、早く終わるので焦らず、考えて生み出す業務と、作図など時間の読める業務をペース配分を考えつつ進めていきます。1月後半はペースアップしていきます。

明けましておめでとうございます

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。2021年も何事にも真摯に向き合い、新たな事にも挑戦しつつ、健やかに過ごしていきたいと思います。
  
 今年は、昨年に引き続きコロナ対策関連についても、新しい事が多く出てくると思うので、取り入れていくべき事は積極的に取り込んで、より良く対応してしていかなければならないですね。2020年は、突如、コロナに襲われて、あれもこれもと対策していました。1年も過ぎると、多少は付き合い方や、最低限のマナーや対策もわかってきたので、コロナが収束するまでは油断せずに過ごしていきたいと思います。

 みなさまにおかれましても、健康に気をつけ、新たな1年過をごしていただきたいと願います。よろしくお願いいたします。

2020年

 2020年は世の中の変化があまりに大きく、1年を通じて変わり続け、適応し続けて過ぎていきました。全世界を巻き込んだ、歴史的な激動の1年の中、個人的にも移動の制限や、コロナに対する対策と取り組みに振り回されました。大きな計画は、計画停止となり、細かなコロナ対策工事を多く行ったりと、通常業務では、行わない工事にも携わりつつ、建築デザインでは、クリニックデザイン、住宅リノベーション、オフィスデザイン、グラフィックデザインなどを行いました。
 2021年は、少しづつ新型コロナと付き合い方もわかってきた中で、新たな事に挑戦していきたいと考えています。
 今年最後の工事は、北九州の歯科医院の改装工事の引渡しを29日に終わらせて完了となりました。年始のプレゼンテーション資料の作成を少しでも進めつつ、来年に備えて心だけは穏やかに過ごしていきたいと思います。
 2021年もよろしくお願いいたします。

大分 出張

 今年最後の出張は、大分でした。オフィスから車で2時間と少しですが、大分道を通過中、車の外気温計が−1.5度を示すなど、波乱を感じさせる道中でしたが、実際はスムーズに打合せを終えてきました。
 今回の案件は、来年新規開業のクリニックのロゴデザインという事で、ヒアリングして、今までの実績を見ていただいて、話の中から出てくるイメージや言葉によるヒントを拾いながら、ロゴデザインに落とし込めるように考えていました。この時期、クライアントと直接お会いして意見交換するのも対面ではなかなか難しいので、最初にヒアリングした後は、メール等でのやりとりになります。
提案方法も考えて進めていかなければ、どうしても画面上で見る色の雰囲気や質感は、実物とは変わるので、意識の共有ができるように進めていかなければなりません。試行錯誤して気に入っていただけるものを提出したいと思います。