プロジェクトエリアについて

 プロジェクトエリアについては、自分で決めているわけではないのですが、なぜかよく、1つのプロジェクトが始まると、近くで新たな案件の話が出てきます。
 現在も先週オープンしたプロジェクトのすぐ近所での新たなプロジェクトが進み始めるという事になっています。この2つのプロジェクトが始まるまでは行くことの少なかったエリアにここ1年ほど通い詰めて、だんだんと土地勘、エリア情報などにも詳しくなってきています。
 現在は、さらに山口県西部のリニューアル案件も進んでいきますので、年末までは、北九州〜山口県西部までを頻繁に動く事になりそうです。
 コロナの影響で、まだまだ自由に公共機関をつかった移動ができない事も多いので、安全運転で移動したいと思います。

デンタルリニューアル完了

 本日、福津市にある歯科医院のリニューアル工事が完了し、お引渡しいたしました。創業60年という老舗の歯科医院で3代目になるドクターへの継承に伴うリニューアル工事でした。
 長年に渡り改装工事をされていなかった為、床、壁、天井共に下地からのリニューアル計画となり、通常よりも工期もかかりましたが、その甲斐あって、リニューアル後は空気まで変わったように激変いたしました。先生方にもとても喜んでいただいて、安心いたしました。
 歯科医院のリノベーション工事は、「これまでもこれからも」が大切で、今まで来院された患者様と、新たに診察に来る患者様の両方迎え入れることのできる空間づくりと、これから先のブランディング計画も含めてのビジョンをどこまで共有できるかが、プロジェクト成功へのカギとなります。コミュニケーションや関係業者さんとの連携を密に取る事を重視し、機能をデザイン、人の動きをデザイン、診療スタイルをデザインしていくよう努力してこれからもお付き合いさせていただきたいと思います。
 コミュニケーションツールのひとつとして、打ち合わせの際には、図面だけでなく、CGシミュレーションを行います。最近のCGは、非常に精度が高く、完成のイメージをほぼそのまま表現できていると思います。特に実写との合成写真などでは、竣工写真と同じに見えます。
 CGパース、模型、仕上げ素材のサンプルなど、イメージを共有するために様々な手段を使い、ギャップのできないようにしていくこと大切になります。
 先日、VRシミュレーションのサンプルも試す機会があったのですが、想像以上のクオリティで今後のツールなる予感がしました。IT関連技術の進歩は建築の世界においても、スピードが速いので、自分自身がおいて行かれないように、そして有効活用していきたいと思います。

工事現場の状況

 ここ数日、日中の気温がグンと上がってきて、現場作業の職人さん達もマスクでの作業がなかなかつらくなっているようです。しかし、このご時世なので、マスクなしでは現場に入れないので、無理しない程度に作業してもらいつつ、もうひと頑張りしてもらいます。
 進行中の福間の歯科医院のリニューアルもあと1週間程度で完工、お引き渡しとなりますので、最終段階に入っていますが、今のところ工事、人員共に無事に進んでいます。
 残る工事は、外壁の工事やサイン工事など外部の工事がメインとなりますので、天候が崩れないように祈っています。
 クライアントの院長先生からも、完成前ですが、リニューアル前からの変貌ぶりに驚きを感じていただき、楽しみにされているそうなので、引き続き見守っていきたいと思います。
 この案件は、リニューアル前後の変化の大きなプロジェクトになりますので、リニューアル後の既存の患者様の反応も楽しみです。

現場打合せ

 本日、工事進行中の現場での進捗チェックと現地打合せを行いました。
図面に記載されている指示が現場に伝わり、指示通りの施工がなされているかのチェックと、現場サイドからの質疑を一緒に行うので、私と現場監督と各業者の担当者とで現場で打合せを行います。
 このご時世なので、マスクを付けてそれぞれの質疑応答を行います。マスク越しでも順調に進んでいることがわかり安心しています。
 今回の物件は、工事の最初の頃は何が出てくるかわからない案件でしたが、本日の打合せでは、不明な点も少なく、関係各社安心しています。この調子で進行できれば無事にお引き渡しできそうな雰囲気なので、ゴルデンウィーク明けまでの工事を気を緩めずに進めていきます。
 完成した後には、竣工写真の撮影も行います。楽しみです。

ブランディングについて

 現在、開業60年の歴史ある地域に根ざした歯科医院の改装工事中ですが、このクリニックは、これまでロゴマークや医院名の文字や、クリニックのイメージカラーがなく、患者様へのブランドイメージが弱い印象でした。

 今回のリニューアルにより、ブランド強化のため、新たにロゴマークの作成、統一された文字の医院名、クリニックカラーを作成し、リニューアル前に、ダイレクトメールや診察券など、患者様の目に触れる部分、手に触れるツールについてもトータルでデザインを行いました。
 医院全体のイメージに関わるものなので、ロゴマークやツールは、医院関係者の皆さんにも喜んで使っていただけるようなデザインとしています。
 そしてこれまでの歴史を壊すことなく引継ぐ印象も感じるようなデザインとしました。
 建築デザインの最初に考えるコンセプトを、外観・インテリアデザイン、そしてロゴマークなどのツールにまでトータルで行うことで、患者様への記憶に刷り込まれ、より密接な関係と、診療コンセプトをより伝わりやすくできるものと考えています。
 建築デザイン的な部分に付随して、ツール関係までトータルでデザインする事により、より完成度の高い案件になります。

クリニック改装計画 着工

 4月10日、福津市の歯科医院の改装工事が、予定通り着工できました。
着工準備中に、資材の納期等の心配もありましたが、心配していたほどの影響もなく無事に進み始めました。
 築70年の歴史あるクリニックなので、建物自体は、老朽化はしていますが、リニューアルしてデザイン的な部分だけでなく、機能的な部分もより良くなります。
 現在、解体作業中なのですが、昔の資料などが掘り起こされて少し宝探しのような状態です。解体後に現れる材料についても70年前には、コンクリートを流し込む際にも、コンクリートパネルがなかったので、板を敷き詰めて流し込んでいたり、下地が全て木で作られていたりと今とは色々と違っていて発見が多い案件です。
 コロナウイルスにより、様々な業種に影響が出ているところなので、予断は許さない状況ですが、工事を止めるような事態にならないように、事故だけでなく、感染の方にも細心の注意を払いつつ工事を進めていってもらうようにします。これから1ヶ月後のお引き渡しが楽しみです。

案件の進捗状況

 コロナウイルスの影響で、最近では工事業者さんから材料の手配ができず、止む無く商品の変更をしなくてはならない案件もでてきました。
 私の抱えている現在進行中の9案件は、進捗状況は様々なのですが、工事中または着工間近の案件については、材料・資材・建材の手配もつき、人の動きがつかなくなるまでは、なんとか工程表の通りに進めるような動きになっております。あとは、これから気温が上がり、体調管理が大変になってくると、工事の進捗も随時確認しつつ進めて行く事になると思われます。
 現在、プラン進行中でこれから、発注作業のある物件については、在庫の確認、流通の状況を確認しつつ、変更もある旨を踏まえての進捗になると思います。
 建築デザインの業務自体は、パソコンの電源が入り、現地に行く事ができれば進める事ができますので、現場との連携を通常以上に綿密に取りながら、全ての案件を見守っていきたいと思います。
 こういう状況なので、全ての事柄について、様子をみつつ次の行動や予定をきめていくので、急遽変更もありますが、できるところからやっていきます。

スタディ模型

 撮りためた画像の画像の整理をしていたときに、模型の画像がでてきたので、模型について考えてみました。
 以前、マンションのデザインをメインとしているデザイン事務所に勤務していたので、マンションの建築模型のチェックなどもよく行っていました。マンショの模型は、エンドユーザーの方が周りの環境や外観のデザインの確認、購入予定の区画の日当たりの確認などを行うため、完成する本体との相違のないように細心の注意を払っていました。色の違いや、タイルと塗装の部分の区切りなどが違っていると、作り変えをお願いしていました。後のクレームにならないように注意していました。チェックする側としては、クリエイティブな面はないですが気の抜けない仕事でした。
 今は、新築の建物の場合のデザインなどでは、最初にプランをする際に、敷地に対してどういったデザインが相応しいかを考えつつ、フォルムの検討から、外構、植栽とのバランス、また内装の間仕切りの検討の為に模型を作っています。
検討の為の模型なので、何度も作ることもしばしばです。ある程度まとまったら、クライアントへの提案用に、外観提案と内装の間仕切りの確認なども含めて行うので、屋根が取れるように作ります。プレゼンテーションの際に屋根を外して内部を見た際の「オォ〜」という反応がいつも楽しみですね。
いつも「オォ〜」です。慣れると案外、時間をかけずにできるので、CGやムービーの発達にともないなくなるのでは、という議論がよくされますが、考える際にあると便利なツールとして、私は模型をつくり続けると思います。

デンタルデザイン

 北九州市にある歯科医院の移転リニューアル工事のデザイン業務が無事にお引渡しまで完了しました。
 イレギュラーなパターンですが、引渡し予定の朝から診察予約が入っており、最終クリーニングを前倒しして、診察に影響のない部分の最終工事を若干残してのお引渡し検査となりました。
 こちらのチェック前に、既に診療をされていたので、院長先生については、工事精度のチェックに加えて、使い勝手についての提案も頂けたので、先先の改修工事が少なくなりそうです。
 更に、クリニック側のコンセプト通りのデザインの上、患者様の反応も上々との有り難いお言葉も頂けたので、施工業者の方々もほっこりしておりました。
 これから次のステージにステップアップしていくデンタルクリニックに関わることができて、関係者全員に達成感、満足感のある案件となりました。
 そして、実は今回の移転リニューアルには、まだ続きがありますので、これから先も楽しみです。
 新聞広告の様に「この写真はiPhoneで撮影しました」というほど上手に撮れてませんが、写真載せてみます。

 

近日完成クリニック

 数年前から計画があり、昨年暮れから本格的に始動したし歯科医院の移転開業の案件が今週末完成します。
 
 移転前は10坪程度のスペースで必要な機能をコンパクトにまとめて診療ができるようにデザインしていたのですが、移転先は面積を4倍以上の広さとなり、ゆったりと診療ができるようになります。院長先生のビジョンがはっきりとしていたので、デザイン自体は、言葉で伝えていただいたビジョンを形にしていく作業だったので、非常にスムーズに計画から工事まで進みました。
 移転前のクリニックのインテリアデザインも弊社にご依頼いただいて、今回の移転もご依頼いただいたので、前回以上のデザイン性、機能性を持たせるためにあれこれと知恵を絞って、患者様にも医院関係者の方にも喜んでいただいて、少し驚いていただければと思っています。
 完成まであと3日ですが、工事関係者の方々にも頑張っていただいて、無事にお引き渡しできるように監修していきます。