ここ10日ほど災害級の雨が続き、太陽も見れず山間や川沿いの地域では災害が起きないか心配です。
現在、外部の工事をしている案件はないのですが、サイン工事の予定のある案件が雨のため作業ができず予定が決められない状況です。その他は、施設内の内装工事なので、なんとか雨の影響は少ない状況です。
昨年は、移転開業された歯科医院が竣工後10ヶ月ほどで、大雨の為、地域一帯が水没してしまい、床上まで水が侵入してしまうという事もありましたので、今年の雨でもそうならないか心配です。
大雨もこれまでに体験したことがないような降り方や、地域集中で降るので局地的に毎度違う場所で被害が起こったりと、なかなか対処の難しい状況になってきています。自然には人間の力ではどうしようもできない事を起こす力があるので、油断しない事だけでしか対応できないですね。
少しの晴れ間で窓の外を見ると、自宅の外に植えているモッコウバラの枝が今までにないほど伸びていたので、植物は、この長雨の前までの酷暑を耐えた分を一気に発散しているようです。最近の自然は、どれも予想を超えてます。
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酷暑
8月に入り、オリンピックの盛り上がっていますが、同時にコロナ感染も広がり気軽に外出もできないような情勢になってしまい、夏休みで旅行にもいけない状況になってしまいまいました。
夏の酷暑にも慣れてきて、工事現場では、業者のみなさんはファン付きのベストを着て、打ち合わせテーブルには塩飴が準備してあり、熱中症対策も万全にされています。普段はデスクワークが中心の私は、現場に行くと、5分で汗だくになってしまいます。これから約2ヶ月後の9月末までは、朝晩も暑い日が続くので、体力をつけて夏バテしないように乗り切りたいですね。
真夏のお引渡し
先日、猛暑日の中でクリニックのお引渡しを終えてきました。着工した頃は、気候もよく現場まで自転車で行ったりもできていたのですが、最近は長時間の作業は難しいほどの気候になりました。そんな中、内装工事業者さんは工程通りに工事を進めて、無事にお引渡しまでたどり着きました。医院名が「むらさき歯科」ということで、紫をキーカラーとしたコーディネートを行い、シックな雰囲気に仕上げています。レイアウトについては、院長・スタッフの方とよりよくなるための変更を行いご満足いただきました。機能的には、クリニック内全体にクリニック用の高性能空気清浄機を導入したりと、患者さまにとっても心地の良い空間になったのではと思います。これから益々の発展の予感のする移転開業となりました。
CGと実写の違い
建築工事の際に、クライアントと工事関係者とデザイナーの間でイメージを共有するツールとして、図面だけではフォルムやカラーリングまで伝わらないので、スケッチやCGパース、または模型などを使って一眼でわかるようにしています。
現在行っている工事でも、完成予想図としてCGパースを制作し、クライアントの了承を得た上で工事を行いますので、差異の無いように進めています。15年前には伝えることのできなかった素材感や空気感が今のCGでは表現できるので、プレゼンテーションの際にはとても助かります。図面で細部を打合せしつつ、全体のイメージはCGで伝えることができるので、完成後に「思っていたものと違う」ということはなくなりました。工事関係者にとっては、素材を使う方向や位置、素材の切り替える箇所などがわかりやすいので、質疑も以前に比べて少なくなったと思います。
今回は、完成予想CGと現在工事中の写真を載せます。家具や機械は付いていませんが、イメージ通りです。


現場確認
梅雨の長い中休みの間に、現場確認に行って、日光に当たった外壁塗装の雰囲気などを確認し、内装の進行具合も合わせて確認しています。現場も梅雨に入り、気温が上がってきたのでエアコンのない室内は確認に行くだけでも汗をかきますね。
現在工事している2つの現場は、ほぼ同じ進捗具合なので、撮影しても同じところで撮影した様に見えます。
壁の立つ位置を決めて、まずは床下の給排水などの工事が終わったら、次は、軽鉄という金属の柱を立てて壁の構造をつくり、その中に電線などの配線をしていきます。今の現場は2つ共にこの工程の最中で、若干の変更などある場合は、この時点で対処しておかなければ、後で電線や給水管などが壁の外に出てしまいます。地味な作業で、デザイン業務に関係のない様ですが、仕上りの美しさに大きく関わってくるので、ここで施工業者にお任せという訳にもいきません。なんかんだと現場には顔を出して確認が大切になります。竣工まではまだまだかかりますが、楽しみですね。


デンタルクリニック完成
前回のブログから1ヶ月ほど空いてしまい、配管工事を行っていたデンタルクリニックが完成しました。今回のプロジェクトは、駅ビル内の工事だったので、施設側との図面チェックからの承認、防災工事、電気工事などの指定業者との調整、各種申請用の書類作成など作業は煩雑でしたが、工事業者も協力的で工期通りに完成させることができました。
ご夫婦でドクターの歯科医院で、将来的に多くの診療台を設置予定なので、将来計画も想定しつつプランを行い、同線的、機能的なロスが少なく、患者様へは親しみ易く、リラックスして診療を受けることのできる歯科医院になったかと思います。
インテリアデザイン・ロゴデザイン・家具デザインなどトータルプロデュースをさせていただき、思い入れの強い物件が増えました。
そして、もう次の物件は2件同時進行で進んでおります。写真は完成写真からの進捗中の解体現場です。
配管工事
建築工事では、竣工後には見えなくなる部分の工事も多くあります。給排水管や電線、ガス配管など表に出ることのない設備は床下や天井裏や壁の中に隠れていますが、工事の際に確認を怠ると完成後に解体して補修なんて事もあり得ます。よくあるのが、排水管から匂いが上がってくるなど、排水管の接続不良や水の流れが悪い部分が原因の不具合です。図面上では、簡単に描かれている部分でも、勾配や線の交差してる部分の問題を検討しなくてはなりません。クリニックや飲食店では、特殊な配管もあるので、専門業者との検討も欠かせません。案外と見えない部分の方が、知識と経験が必要になるということを知り、必要な時に必要な専門家との打合せをできるようになっていかなくてはならないです。
見た目の美しさやスタイリッシュさに加えて、縁の下で人知れず何十年も不具合なく働いてくれている設備のカッコよさを感じる事ができる写真を載せておきます。


ショップデザイン 完了
4月2日に壱岐島での眼鏡店の工事が無事に完了し、引渡しを終えました。この物件は、設計協力業務でしたので、全体デザインを任せて頂いて作業する、という通常の流れとは違い、打合せでレイアウトからコストと工程までを共同で作業していきました。オーナーは福岡の会社の方で、全体の工事の調整を行う担当の方が東京の方、内装工事業者は福岡の会社、現場は長崎県の壱岐島ということで、なかなか関係者が一同に介して会議を行う事ができないので、Zoom会議を7、8人で繋いで数回行い、着工から完成まで、現場に行く回数は少ないながら、無事に完成しました。素材や仕上関係については、ある程度お任せいただいていたので、CGパースで完成イメージを膨らませて、引渡しはスムーズに終わりました。
遠隔で意思疎通が行えるツールがあるので今回は大いに助かりました。
壱岐島には穏やかな空気が流れていて、食事も美味しいお店もあったので、次回は旅行でいきたいですね。
ラッシュ
3月が去ろうとしていますね。2月と3月は、通常は少し落ち着いているのですが、今年は例年とは違ってラッシュ到来です。
住宅リフォーム、オフィス改装、店舗プロジェクト、クリニックプロジェクトと合計で14件が同時に進行しています。規模と内容や作業ボリュームなどは様々ですが、クライアントが皆さん建築に関しては、素人の方なので、説明用に見た目でわかりやすい資料が必要です。口頭で商品や寸法の説明をしてもイメージの共有ができません。
マンションディベロッパー、住宅ビルダーや広告代理店がクライアントの場合は、図面だけで共通理解ができますが、建築や設計業界以外の方だと、10枚の図面よりもスケッチやCGパースを1枚提出した方が内容を理解していただけます。ということは、プレゼンテーション用には、パースと仕上げ素材の提出で話は進むのですが、そこから先の工事金額や工程の検討には、図面は必須なので、14案件分の図面を同時に作図しています。
そんなこんなで3月は3日で終わってしまった印象です。暖かくなってきましたし、適度にリフレッシュして作業します。
個人的には、3月は、長男の中学卒業、次男の小学校卒業、長女の幼稚園の卒園と卒業ラッシュでした。4月の入学ラッシュに備えて家庭内がドタバタです。

















